熱帯低気圧が発達 台風14号発生の可能性 三連休は広く荒天のおそれも
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すでに米軍ではこの熱帯低気圧を台風として追跡し始めており、日本の気象庁が正式に台風14号として認定するのも時間の問題というところになっています。
今後は発達しながら北西に進むことになる見込みで、連休にかけて奄美大島を含む南西諸島のどこかに極めて接近している可能性が高くなっています。
問題はその後で、進路の幅もある状態なのですがさらに数値予報上では東シナ海で偏西風に乗り切れず、台風の速度が落ちることが示唆されています。台風の速度が落ちてしまうということは台風を流す風の場がなくなるということを意味しており、結果として進路予報も不安定になります。
現時点の予報では台風は連休中は東シナ海に停滞することが示唆されていて、その間本州から九州にかけての太平洋側では台風に向かう湿った空気が入り続けるため雨が降りやすい状況が続くことが考えられます。
その後も複数の熱帯低気圧が南の海で発生することが見込まれており、フィリピン沖で積乱雲の活動が活発で台風が発生しやすい状況は月末にかけて続く見通しです。
台風は一度強く発達すると周囲数千kmにわたって影響を及ぼし、それが数値予報で予報しきれないことが多いため、台風が多いとどうしても数値予報の精度が落ちてしまいます。すなわち天気予報そのものの精度が落ちているということですので、予報はこまめに確認し、常に最新で精度の高い情報をご利用いただくようお願いいたします。