ツイッター株主、マスク氏の買収案承認-上院では内部告発者証言
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注目のコメント
私が定期的に購読している米国QuartzのDaily Briefによる本件表現が絶妙。
原文は以下ですが、訳すると、「Twitter株主はイーロンマスク氏のdump joke money(直訳するとゴミでジョークのようなお金?)を受け取ることを選択。それは予測されたこと。なぜなら株主はお金を儲けるか、損するかの選択肢しかない」
こういう巧みな表現はなかなか日本のメディアからは聞かれない。
Twitter shareholders will take Elon Musk’s dumb joke money, please. Yesterday’s vote to approve the Tesla CEO’s $44 billion takeover was predictable—investors only had two real options: make money or lose money.
https://qz.com/emails/daily-brief/1849532152/shareholders-vote-to-take-elon-s-joke-money/54.2ドルの買収提案で、株価は40ドル前後の推移だから、株主としては認めないはずがない。
シンプルに、マスク氏が撤回できるのか、撤回できたときには一方で情報開示に虚偽があったという観点で取締役などの責任論に発展する可能性もある。
とはいえ、株価的には成立しないことも織り込んでいる。昨日も書いたが、買収などコーポレートイベントにともなう投資機会も生まれており(いわゆるスペシャルシチュエーション)、Elliottとか出てこないだろうか…
https://www.glossary.jp/sec/strategy/special-situations-strategy.phpTwitterの経営姿勢にマスク氏が疑問を持ったことから、以前に合意した価格での買収は厳しいでしょう。訴訟が長期化すれば、さらなる株価下落か徹底した偽アカウントに関する情報開示が求められ、Twitterはさらに厳しい状況に陥るかも知れません。