中身わからずドキドキ…「訳ありケーキガチャ」に行列、食品ロス解消・働き方改革にも
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デンマーク発祥の世界最大級のフードロス削減アプリ「TooGoodToGo」でもMagic Bagという表現で、いわゆる福袋的にその日に余ってしまったものを詰め合わせた袋を消費者に1/3の価格でマッチングする形式をとっています。
消費者は何が入っているか分からないワクワク感を楽しむことができる上に、通常商品と違って「選ぶことができない」ため、店側も余ってしまった商品を効率的に売り切ることができます。
福袋形式のロス削減については、弊社も以前調査リリースを出しているためご参考までにシェアさせていただきます。
パン屋の食品ロス対策、継続の秘訣は「福袋」にあり? 食品ロス削減アプリ【TABETE】ユーザーアンケート回答者の8割以上が今後も“福袋形式”で購入したいと回答
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000017141.html
注目のコメント
ガチャは当たるかもしれないけど当たらないかもしれない事に快感を得る報酬系の脳科学を巧妙に利用したビジネスといいます。食品ロスも売れ残りが出るかもしれないし出ないかもしれない、どのようなものが売れ残るかわからない、という不確実性があるため、ガチャとの親和性が高いといえそうです。
似たようなサービスとして、レストラン”ガチャ”サービス「タベッタ」があります。
食品ロスが出そうなお店の中から希望の予算とジャンルの範囲内でお店が自動で選ばれ、割引も受けられるというサービスです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000060710.html
不確実性を楽しみつつ、食品ロス削減に繋げるビジネスは現在案外少ないものですが、これらの取り組みはよいヒントとなりそうです。個別事業者が売り切りによって売れ残りを減らす取組が増えてきました。
ただ捨てるよりは値引きして売った方が事業者にとって得であり、ゴミの量が減るという意味では環境面でも良いでしょう。
一方、この記事に対するコメントとして適当ではないかもしれませんが、そもそもの作りすぎを減らす根本的取組はほとんど聞こえてこないですね。
売り切りは廃棄による環境負荷は減らせても、生産と流通による環境負荷は減らせません。
生産を見直す段階に踏み出す企業・事業者が増えることを期待しています。