(ブルームバーグ): 中国が新型コロナウイルス感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策を堅持する中で、電気自動車(EV)向けバッテリー製造で世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)は9日、ロックダウン(都市封鎖)の対象となっている四川省宜賓市の工場を外部との接触を遮断した「バブル」方式で操業していることを明らかにした。

CATLは資料で、コロナ封じ込め措置に従いながら「秩序ある」操業を可能とするためバブル方式を実施していると説明した。同社は米テスラのリン酸鉄リチウムイオン電池サプライヤー。

四川省南部に位置する宜賓市は同日、「厳しい」コロナ感染を理由に住民約460万人に対し自宅から外出しないよう指示した。

中国、共産党大会控えコロナ対策を強化-連休の国内旅行を制限

原題:Tesla’s China Battery Supplier Subject to Covid Restrictions (1)(抜粋)

 

©2022 Bloomberg L.P.