急増する「円安倒産」増勢傾向はさらに強く
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実質無利子・無担保融資と様々な補助金による支援で倒産が半世紀ぶりの低水準に抑え込まれてきましたから、その返済が始まり協力金の支給も終わるなか、倒産が増加傾向になるのは当然で、円安が資材の高騰を招いて倒産が増えるにしても「円安倒産」と名付けるのが正しいかどうかは微妙なところがあるように感じます。
インバウンド客を含め客足が戻れば救われるところもあるはずですが、中国を除く主要国が新型コロナウイルスを普通の病気と扱って感染しても気にしない、症状がでたら手当てする方向に動くなか、我が国ばかりが活動を止めて様々な事業者を追い込んでいるのです。「コロナ対策失敗倒産」とでも呼ぶ方が実態を正しく表しているんじゃないのかな (^^;これを読んでも、何をもって「円安倒産」とするかは主観的なので微妙だという思いと、いずれにせよ500件中数件の「円安倒産」をもって増勢傾向とするのは無理筋だという思いしか起きない。
個別企業の経営者としては倒産はもってのほかだが、一般論としては一定程度の倒産や業界・企業の新陳代謝があるのは良いことだとも思うので、特に騒ぐ必要は無いかなと。倒産件数がだいたい月500件弱。新型コロナ関連の倒産が193件でそれに対して円安倒産とされるのは7件。よってタイトルは『円安倒産の急増でいこう!』って思うのが不思議・・。
ちなみに帝国データバンクや東京商工リサーチが倒産の傾向を分析するのは自然なこと。それをどういう切り口で記事にするかは日刊工業新聞の判断で今は『円安を何とかせよ!』という意図を感じてしまう。