日医工支援、医薬品メーカー・投資ファンド7社が意向…11月中旬までに決定へ
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日医工はジェネリック医薬品のトップグループの企業です。国のジェネリック医薬品推奨政策の追い風を受けて、近年は業務を拡大していました。それが一転し、ADR(裁判外紛争解決手続)準備を行うという報道は、2022年5月にはされていました。
事業が停滞すると日本の医薬品供給への深刻な影響が想定されることを理由に同社は金融機関に支援(債権一部放棄)を求めるのだとは思いますが、もとは業績を順調に拡大させてきた実力のある企業ですので、工場などの物的資産および製造技術などの知的資産を多く保有しています。
早期ADRによる早期解決の報道の背景には、政府によるジェネリック推奨策に影響がある同社事業の早期立て直しを、政府自身が望んでいることがおそらく関係しています。しかし金融機関など、債権を保有する機関は納得いかず、同社の資産売却(日本国外のファンドを含む)での解決を図るよう求めていくと思われます。
同社転落の原因は、国際的に定められた製造基準に基づく施設毎認可の手順を遵守せずに「認可されていない手順」「中間品質検査を省略(記録がない)」「工場内の環境モニタリングを行わない」「製造出荷後の安定性基準を満たさない」などの方法で製造していたことが明らかになり、2020年4月ごろから基準に合わない製品(75品目)の回収を次々に行っていました。このことにより、所在地の富山県よりおよそ1か月間の業務停止命令も受けました。
同社製品が販売できなくなり、また出荷停止命令を受けたことにより、医療機関が使用を見合わせざるを得なくなり、また同社製品に対する信頼が損なわれたことにより、すでに医療機関の使用リストからも多数外されていると思います。
その結果、2022年度決算期の第3四半期(2021年4-12月)には約157億円の損失(前年同期約2億円の損失)と急速に業績が悪化していました。2021年8月には、当面の運転資金の調達のために、医薬品卸大手メディパルを引受先として約52億円の第三者割当増資を行った結果、メディパルが筆頭株主になっていました。
極めて多くの同社製品に不備が及んでいることから、医療機関では医薬品の調達の問題が起きています。一方で今後の同社製品の使用を控えるところがあると思われ、同社は今後も長期に影響を受けることが予想されます。品質管理を軽視することの恐ろしさが理解できます。日医工の再建に向け、多方面から支援の意向があるとのこと、嬉しいですね。
承認手順逸脱の影響は計り知れません。
医薬品は命に直結しますからね。
普通であれば印象を戻すことは不可能であるので、事業を畳む方向に進むと思っていましたが、
まだ何とかやっていきたいという強い想いがあったんでしょうね。
そんなおもいに心を打たれた人がいるようで、安心しました。
健康産業で事件を起こした企業の挽回、どのようなことが起きるのか見守っていきたいです。手厚い支援で羨ましいこと
もっとQAQCに高い給料払って
先発から人を奪うくらいでないとね
この人ら会社のカルチャー変える気あるなら
部長以上刷新するはずなんですけどね
やる気ないよね