ウクライナ、東部ハリコフ州でも反撃 集落奪還と発表
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ウクライナ軍は、8月下旬から反攻を意図してきましたが、主な正面であるへルソン州では、ロシア軍との間で毎日、村を1つか2つ取ったり取られ返したり、の繰り返しで、はかばかしい前進がありません。州都へルソン市には、当分届きそうにありません。
今週に入って、ウクライナ政府は、ハルキウ州での反攻の成果を強調しています。こちらも、村をいくつか取ったり取られたり、という規模です。
大きな犠牲が出る、人口数万に規模の都市を取り返す作戦には、ウクライナ軍は手をつけていません(ハルキウ州の人口3万人の都市、バルキリヤは奪還作戦の対象になりえます)。
ハルキウ州でウクライナ軍が戦果を挙げたといえるのは、さらに前進して、ロシア軍の拠点となっている都市イジウムを奪還するか、その後方の補給線を切断した時でしょう。
いずれにしろ、ウクライナ軍には、長期の大規模な反攻を継続するだけのリソースは無さそうに見えます。
反攻が成功するとしても、50km 程度の前進にとどまるでしょう。
ロシア軍と数カ月の膠着状態に持ち込むのは可能なので、
その間に欧米諸国からこれまで以上の兵器支援と訓練を受けて、リソースの蓄積ができれば、次の反攻作戦も実施できるでしょう。
そうやって、双方が数千人が死傷して10km四方を奪い合う、という戦いで勝ちを重ねていくしかありません。これまで南部ヘルソン州に集中して反転攻勢をかけると思いきや、東部のハリコフ州で反撃が始まる。南部にロシア軍を動かしてからの東部の攻撃。陽動作戦(欺瞞戦略)としては見事。
2日間で20 km前進し、400 km^2の領土を奪還したそうです
https://twitter.com/thestudyofwar/status/1567707899186802688?s=46&t=e7kR4LTFSDFw8sGX_L8Zwg
ロシアが南部へ兵力を再転換して防御が甘くなった隙をついたらしいです
https://twitter.com/thestudyofwar/status/1567519074627772416?s=46&t=e7kR4LTFSDFw8sGX_L8Zwg
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