【変革】借りながら買う、プロップテックが「持ち家」を変える
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アメリカで持ち家の嗜好が強いのは、インフレ水準に合わせて家賃が毎年自動改定されるという貸手側に超絶有利なルールのため(今のインフレ水準下ではさすがに来年ヤバい値上がり率になるので10州程度で州政府がrent control による介入に乗り出す模様)、①さすがに賃貸が割に合わなすぎるのと、デフレ気質の日本と異なり② (稀にリーマンショック級のアノマリはあれど)住宅価格が緩やかに上昇し続けるために売却益が見込みやすい=持ち家が移動の足枷にならないためです。
特に①に関して記事の通り日本は借地借家法により借主の権利が強く家賃改定や立退きを求めるハードルが高いく、賃貸に住むデメリットが他国に比べて相対的に低いのは事実でしょう。
日本でも、大家が既存の物件にRent-to-Ownのオプションをつけてプレミアム付きで貸すことに追加コストは無くアップサイドしかないので(売れたら与信枠増えるのでまた融資引いて新規に物件を買えば良い)、需要の強さは不明ですが、特に法人大家が持つ分譲賃貸物件では導入余地があると思います。
注目のコメント
「シェアリングエコノミー第一世代であるミレニアル世代があらゆる産業を変えてきた。金融、旅行、交通……そして今度は不動産だ」
こう喝破するのは、米中を股にかけて活躍する台湾VC「チェルビック・キャピタル」の創業者マット・チェンさん。
確かになんかいかがわしい存在だった民泊も気づけば完全に定着。最近だとグーグルマップにホテルと並んで表示されるようになり、“普通”の選択肢となりました。
プロップテック(不動産テック)というと、「Wework」や「OYO LIFE」などなかなか難しいのではないかというイメージがありましたが、今、投資家界隈の熱視線を集めているのだとか。
そのプロップテックの中でも、マットさん注目のトレンドをうかがいました。
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https://newspicks.com/topics/china/Rent to Ownはいいですね。住んでみて気に入れば購入できる。しかも家賃として支払ったものが頭金にできる。
Shared Equityは、Equity Loanの変形ですかね。ローンのように金利がつくわけではないので、買い戻しのタイミングを見つけるのがポイントです。ビジネスとしては少し危ういかも。「所有」に対する考え方が大きく変化したと言われる世代の一人として、クレジットスコアをもとに賃貸から持家に切り替えられるというのは、資産化するハードルを圧倒的に下げる画期的なサービスだなと。