苦境続く中国経済(中) 「投資主導で安定成長」 道険し
日本経済新聞
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筆者の西村です。
中国経済が試練を迎えていますが、5年に1度の共産党大会を今秋に控えた中国にとって、経済の安定成長が極めて重要です。
本稿では、危機時における中国政府の経済政策を考察した上で、副作用として顕在化する地方政府の過剰債務問題、その背後で複雑に絡み合う不動産および人口問題について分析しています。
最後に、現下の経済政策を踏まえて、中国経済の短期・中長期的展望を論じています。
注目のコメント
西村さんの記事。大変勉強になりました。専項債について詳しい西村さんがここまで踏み込んで表現されているということでドキッとしますね
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土地収入減少で懸念されるのが専項債の元利返済への影響だ。専項債の収支は所定のプロジェクト収入で均衡させる必要があり、土地取得やバラック地区再開発を目的とした不動産関連の専項債は土地収入で返済すると規定されている。返済が滞る危険がある地方政府には、厳しい財政再建計画の実施が求められる。事実上の財政破綻といえる。