コンテナ運賃、北米西岸向け1000ドル超下落、3959ドルに。米小売り発注手控え
日本海事新聞 電子版
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8月以降,コンテナのスポット運賃が大きく下がっています.とくに9/2は上海発米国西岸向けの運賃が8/26の5134ドル/FEUから3959ドル/FEUまで急落しました.2月には8000ドルを超えていましたから,半年で半分まで下がりました.
また,この水準は2021年3月のスエズ運河座礁事故時点の水準でもあります.通常この時期はクリスマス商戦を見据えたピークシーズンであるです.にもかかわらず,運賃が下がってしまっています.下がりだしたら速いという話はありましたが,それにしても,です.
運賃下落の背景としては,北米向けでは混雑の解消と在庫の増加,欧州向けでは資源エネルギー価格上昇による景況感の悪化で、需要が落ち込んでいることが指摘されています.いまのところアメリカの消費は冷え込んでいないのですが,難しいところです.