水を使わない英Loowattのトイレは循環型廃棄物システムを実現
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この事例もそうですし、GOOD DESIGN大賞を受賞したWOTAもそうですが、近代的なインフラの整備で不可視になっていた水道や廃棄物処理などのインフラをローカルスケールで可視化していくことがサステナブル社会の実現において重要だと考えています。目に見える、肌身で感じることができることでその資源の希少性認識や循環への配慮の意識形成がなされるのではないでしょうか。これらを特別な地域の事例とだけ考えるのではなく、この記事のように先進国の都市部でも展開されることが大きな規模の人々の行動変容につながるのではないかと思います。
注目のコメント
し尿を回収して堆肥化し営農に活用。
鎌倉時代から江戸にかけて日本全国に普及した仕組みが、最先端のテックになって帰ってきましたね。笑
トイレが使えない人は世界に20億人以上、野外排泄してる人が10億人以上いるといわれています。
汚水処理ビジネスは成長市場ですが、
劣悪な状況にある国々は、汚水処理の政策的な優先順位が低い国でもある。本当に必要な人々にどう届けるかですね。SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」の背景として、世界の約4分の1の人が安全な飲み水を使えず、約半分の人が安全に管理されたトイレを使えない(不衛生、プライバシーが守られない、電灯がない、犯罪に巻き込まれやすい 等)という実態があります。こういった問題にアプローチできるビジネスは歓迎されます。
コンセプト自体は世界で昔から行われてきた排泄物の堆肥化に立ち返るものです。
一方で、利用状況のデータ追跡やサービス最適化が可能なシステムが組み込まれている点が進化のポイントといえ、このような機能をサブスクリプション的ビジネスモデルと連携させることにより、施設の老朽化やメンテナンス不足といった望ましくない管理への対策となるところが魅力であると思います。
似たようなコンセプトの、水を使わない、且つ排泄物の堆肥化可能なトイレを開発した、インドのスタートアップEkam Eco Solutionsの記事も紹介します。
https://ampmedia.jp/2020/06/18/india-toilet/