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台風は先ほど多良間島を通過し、東シナ海に入りました。台風は南の海で停滞しているときに発達のエネルギー源である暖かい海水をかき混ぜ、温度を下げてしまいエネルギー不足に陥って勢力を弱めていましたが、再び発達基調に乗りはじめており多良間島では948hPaを観測し、この後も南シナ海で発達することが予想されます。
南西諸島では4日いっぱい線状降水帯を含め大雨となりやすく、また5日にかけても風の強い状態は残りそうです。台風の南からはきっかけさえあれば高い積乱雲に発達するような湿った空気が入ってきており、これが島などの地形にぶつかったり、台風周辺での強い風同士がぶつかったりすることで積乱雲が継続的に発生して線状降水帯を形成する可能性があり、気象庁からも線状降水帯が発生する可能性があるという気象情報が発表されています。

また台風は6日以降は対馬海峡付近を通過して日本海へ抜けるとみられており、本州付近では雨量はさほどではないものの西日本を中心に風が強まる恐れがあり、勢力が強いまま通過するようなことがあると、1991年台風19号のように暴風や高潮による全国的な被害が発生することが懸念されます。特に暴風では倒木等による停電が考えられるほか、日本海側では強いフェーン現象とともに発生するために火災が風にあおられて延焼しやすい状況が考えられます。歴史には関東大震災の時の大火災も日本海に台風があったために南風が強く、またその後に風向きが変化したことが原因といわれています。

7日には台風は日本海の北に達する見込みで、北海道でも暴風被害が発生する恐れがあります。青森県でも先日の大雨でリンゴ畑に被害が発生しているところにさらに暴風による農産物への影響が発生する恐れがあり、多方面で注意が必要となります。最新の情報に注意するようお願いいたします。
随分とスローな動きの台風ですね
#キャリアコンサルタント