メルカリ山田氏「海外進出促すベンチャー政策を」
コメント
注目のコメント
今の多くのスタートアップのプロダクトは課題ドリブン、顧客ドリブン。その国の課題や顧客をよく知らない日本のスタートアップがグローバルで勝てるのか、という素朴な問いにはしっかりと向き合わないといけないと思います。
政府の支援策だけではなく、エコシステム全体でグローバル展開というテーマにどう向き合うのか。それなしに起業家魂にだけ期待していても、なかなか打開策は見えてこない気がします。一方で、まず地の利がある日本で圧倒的に勝ち、それから海外展開する道もあります。メルカリもそうですし、M3もそう。リクルートも同じ。
当初は無謀だけど、いきなり海外を目指すスタートアップを作って、多くの失敗事例を積み上げる中で、1つの成功事例が生まれるか。こういう挑戦を支援する器量が今の日本にあるかが問われています。
以前の日本のグローバル化は、その国のことは良く知らなくても、圧倒的な商品を担いで、その商品力でグローバルで受け入れられてきたと言えます。今は、物が溢れ、サービスの競争が激しい時代。圧倒的な商品力を持った日本のスタートアップが出てくることを期待するのか。それとも冒頭の課題を乗り越えるため、日本のエコシステムの地力を向上させるのか。いずれにせよまだまだ地力の向上が必要なフェーズだと考えています。
ただ、日本が直面している「グローバルな課題」に先行して解決策を提示できれば、小さく始めた日本のスタートアップが課題解決のソリューション、すなわちプロダクト力で世界を席巻する可能性はいつの時代も残されていると思います。出国税、株式インセンティブをグローバルに合わせる、海外の大手とのイコールフィッティングと国内スタートアップの積極的な育成戦略。どれも現実に即した必要な提言だと思う!もっと現場に近い人たちからの意見の吸い上げを増やすことが重要だと思う
メルカリ山田氏「海外進出促すベンチャー政策を。日本でもGAFAMと対等に戦える環境整備が必要ベンチャーこそグローバル市場を狙うべきで、そのためには人材獲得の面でもフェアな競争環境を作るべきというメルカリの山田CEOの主張には、先駆者の経験に裏付けられた重みがありますね。
同社は外国人エンジニアが多いことでも知られていますが、彼らにとってフェアな職場環境をつくっていく取り組みとして、言葉への対応も見逃せません。
同社では言語カルチャーを定義し、単なる言語教育の支援でなく、お互いを理解するという本質を見失わないことが大切な価値観であるとしています。
https://careers.mercari.com/jp/language/
そこでは日本語と英語を基軸にしていますが、そのめやすに、言語能力の世界共通の基準CEFRを用いていることも、フェアでうなずけます。
スタートアップが最初からグローバルの目線を持ち外貨を稼いでいくことは、国内市場がシュリンクしてく日本にとって死活問題と感じます。
今、スタートアップや一部の企業で静かに進行している英語共通語化は、フェアな環境づくりの一環であるだと改めて思いました。