観光庁 外国の富裕層誘致 モデル地域の観光戦略を支援へ
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高価な宿泊施設、特別優遇される体験などをそろえれば一回の旅行で1000万円以上あっさりとお金を落としてくれる層はそれなりにいて利益は出るでしょう。それはそれでありとして、とはいえ、そこばっかり狙って開発するのは「旧型」ラグジュアリーの発想の枠から出ていないし、なによりも富の格差を派手に見せつけられる観光サービスばかりに注力するのは、品がないように見えます。
新型ラグジュアリーを理解する次世代は、資本の暴力みたいな観光開発をむしろ忌避します。地域と一体になった豊かさ、歴史とつながった未来を感じられる時間に、むしろ興味を覚え、その体験こそを「特別な贅沢」と感じるものです。ニセコの一部ですでに、地元で食材を買って「暮らすように」過ごす若く富裕な外国人観光客を目の当たりにしました。本当の意味で「ここだけの」豊かな体験をしていきたいと願う、このような品のいい観光客に来てもらいたいと思います。そのためのユニークな設備を備えた上質な宿泊施設、交通の導線、透明性の高い環境を、地域と一体になって整備していくほうが、観光客にとっても地元住民にとっても長期的によい恵みをもたらすと思います。
お金をたくさん落としてもらう豪華・特権重視の旧型もありかもしれませんが、それと同時に次世代の価値観を反映した、新型ラグジュアリーを意識した開発をすすめていくほうが、未来の可能性は大きく広がるはずです。
注目のコメント
富裕層って言葉が抽象的すぎて、実際に富裕層の価値観・行動を意識しないで施策をしているケースが多いです。
国ができることは限られているのですが、結局は
・宿泊施設
・食事
・体験コンテンツ
なんだと思います。
ぜひ、海外日本人問わず、インタビューしたり旅行自体の行動観察などしてもらいたいです。日本に来る外国人観光客のほぼ半分はどうやったって中国人であるし、「富裕層(単純に旅行中に消費する金額で定義するとして)」となると、なおさら中国人の割合が高くなるでしょう。
中国人富裕層の観光客は、何といっても日本各地で不動産を購入しています。不動産を購入するために日本に観光ビザで来る場合も多いです。日本に家族や資産管理を任せる人間を住まわせている中国人富裕層も多いです。
今後、日本に資産を逃がそうとする中国人は、まだまだ増えるでしょう。これだけの消費をしてくれる外国人富裕層など、他の国からは来ません。
外国人富裕層の日本での消費を増やしてもらう場合のモデル地域といえば、北海道のニセコや札幌近郊でしょう。
日本人でも出ていくような地方で、外国人富裕層に手っ取り早く何億円も使ってもらうには、これしかありません。
買い占められる北海道 “中国サイト”で「空港付近」49億円
https://www.fnn.jp/articles/-/28131外国の富裕層に魅力的な提案ができるといいですね。東京からそれほど遠くなくて自然豊かな長野や、外国人観光客が好きな北海道なども良い気がします。そして個人的には地方への移動などまでしっかりサポートできたら盛り上がりそうだなと思います。誰もが行けないところに案内するなど贅沢な経験ができたら関心が高まりそうですね。