中国当局の不動産支援要請、一部政府系金融機関が拒否=関係筋
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政府系金融機関が要請を拒んでいる、というのが興味深い。
リスクが高い領域への支援について、政府による保証など、そのリスクを下げるもしくはリターンを上げるために交渉するのは当然。でも中国において国のパワーは強いので、それを拒否する、おまけに政府系金融機関で、ということはなかなかのことだと思う。
こちらの状況については、下記記事がまとまっている。
建設中の不動産を消費者は買ったものの、デベの資金繰りが悪化。工事が止まったり、そのリスクを嫌気して、完成前のローン返済を購入者が拒否し、そして資金調達の難しさ含めた資金繰り不安のマイナスサイクルにつながっているというのが、端的な構造。
しぼむ中国住宅バブル、経済への影響は
https://newspicks.com/news/7439083
中国、複合不況の足音 不動産の経営難波及
https://newspicks.com/news/7434792中国恒大の経営危機以降、不安定な状況が続いてますが、ここで不動産業界に追い貸しして不良債権化すれば、金融機関にとって日本のバブル後と同じ状況になりかねません。
政府系でありながら当局の支援要請を拒否しているということは、実態が報道以上に悪いのではないかと推測してしまいます。