MIT研究者、自動運転の訓練用に「仮想世界」を無償公開
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仮想空間で想定される状況は、
かなりパラメーターが限定されます。
信号無視する横断者とか逆走してしまう車とか、
居眠り運転や運転途中の心臓発作とか、
人間が起こしうるエラーを全て
現実世界に合わせランダムに発生するのであれば、
面白そうな気がしますが、
難易度は高そうな気がします。
オンラインで予測や速報、警報などを受信したり、
信号が機能しなくなったり倒壊した際などの
災害時の対応なども対応させる必要がありますね。
311の津波の際に生存確率が最も高い走路を
選択して搭乗者を安全な場所に搬送出来るのか、
と言う様な現実に起こるのを待っていられない
状況や訓練という意味では活用できそうです。
学習によるビッグデータも大切ですが、
ネットワークが不通になった場合にも、
ダウンロードしたデータに加えて、
センサーによる状況判断と適切解が導き出せる
様な機能も実用化の為には必要です。
データに無い道や交通規制にも対応出来ないと
実際の運転に支障をきたす可能性もありますし。仮想世界でどの程度の精度の自動運転の訓練(自動運転プログラムテスト?)ができるのか? いまいちイメージできない。
飛び出しなどの危険を認知するとテストはできそうに思うが、それに衝突(接触)しないようにブレーキで減速したりハンドル操作で回避したりすることをテストするには、地面との摩擦や乗車人数による車重と急ハンドルの反応の程度などかなり複雑な物理計算が必要になるように思う。 そんなところまで仮想世界でテストできるのだろうか? (すでにデジタルツインはそのレベルにある? 数年後にはそこまで現実と変わらないレベルになる?)
ただ、自動運転ではなく、交通シミュレーションという観点ではデジタルツインの可能性は多いにあるように思う。
例えば、都市部や街の中心部など一定範囲について、交通量に応じた最適な信号制御を計算したりシミュレーションしたりすることには使えると思う。道路工事による車線規制の影響を最小にする交通制御などにも活用できそうである。
広域では、事故や災害で道路が普通になった時の効果的な通行止めや迂回路の設定もデジタルツインに常に現実と同様の交通量を走らせていれば災害などの発生と同時に迂回路シミュレーションし必要な交通制御の指示を警察など各所に伝えることもできそうに思う。
でも、これらは、現実世界をスムーズにするための仮想世界の利用方法である。
現実世界では体験できないことを体験するための仮想世界の使い方という点ではもっと面白いデジタルツインの利用方法があると思う。(そんな記事も読んでみたいと思う)そんな仮想世界があるなら我々仮想世界で過ごしちゃえばいいんじゃないの。空飛んだりビーム出したり。仮想世界でリアル自動運転を訓練する理由がわからない。
映画を観たり本を読んだりすると人間性が豊かになる、みたいな話と同じなのだろうか。冗談でなくよくわからない。