米サード・ポイント、ディズニー株取得 自社株買いなど提案
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日本ではJAFCOさんの件が話題ですが、米国ディズニーにもアクティビスト投資家として知られるサードポイント社が買い増し中です。
保有現金を使って如何にして企業価値を高めるかの戦略を常に投資家に説明し続け、自社の戦略を信じてくれる株主基盤を作ることが大変重要ですね。
保有する各事業間のシナジーも鋭く説明できないと、売却して現金化して株主に配りなさい、という株主提案を受けてしまいます。グループ経営の全体像をIRで語ることも大変重要ですね。タイミング含めて、なかなか興味深い。
Disneyは、コンテンツ、メディア(CATVなど)、パーク・リゾート、商品の4領域で事業を展開。コロナで影響を受けたものもあるが、今はそこから戻るフェーズ。またNetflixとの競争の脅威は、Disney+で一気に巻き返し形勢逆転と言える状態。そのなかで株価はコロナ前を少し下回っている(2021年は概ねコロナ前を上回っていたが)。
リアルも強いし、脅威が減っている。持続的な障壁を持つ資産があるなかで、提案をしていけば取締役会としても一定のアクションを取るプレッシャーはかかる。NormalのEBITDAが200億ドルくらいか(足元は約100億ドルほどで今期市場予想が約150億ドル、2019年9月期が190億ドル)。EVは3000億ドルくらいなので、Normalに対して現在の株価だとEV/EBITDAで15倍くらい。
なお、ESPNの売却は、個人的には微妙だと思う。ヘッジファンドのサード・ポイント、ウォルト・ディズニーの株式を約1300億円分取得!
サードポイント「株、たくさん買ったで!スポーツチャンネルのESPNいらんから切り離しちゃって。Huluは部分出資になってるけど、全部買いーな。プラットフォーム一体にしたらコスト削減になるやん。コスト削減だけちゃう。負債の返済、株式の買い戻しもや!ワイらも事業改革に一緒に取り組むわ。取締役、ちょっとショボいやつおるから、刷新な!」