GDP、年率2.2%増 4~6月、行動制限解除で
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コロナ前を上回る、というヘッドラインが目立ちますがこれは2019Q4のGDP水準(実質・季調)との比較で+0.24%上回ったという話で、本当のコロナ前である2019Q3(消費増税・台風19号直前)と比較すると▲3%弱という状況です。
日本にとってのコロナ前はどう考えても2019年Q3が平常だと思います。譲っても2019Q1-3の平均などではないでしょうか。4~6月期の実質GDP成長率は、事前予想よりも少し低めでした。個人消費が思ったほど伸びなかったことと、在庫投資のマイナス寄与が大きかったため、供給制約が足枷になったようです。
ただ、交易損失が計上される実質GDIと実質GNIはいずれもマイナス成長ですので、交易条件の悪化によりヘッドラインのプラス成長ほど国内の実質所得は増えていないということです。