東京海上、Amazonで保険販売 デジタル販路で若者開拓
日本経済新聞
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金融商品が大々的にマーケットプレイスやアマゾンのホワイトレーベルとして販売されるのは、時間の問題だと思っていました。
これから、ローンをはじめとする銀行プロダクトの流通ルートとなるのも、時間の問題でしょう。社会経済のデジタル化が進むにつれ、金融サービスは、実体経済の中に溶け込み、ライセンスを持った金融事業者が直接単品で提供するという形から、すでに顧客接点を持つ非金融事業者が他の非金融サービスとセットで提供するもにになるという流れになってくるはず。これをEmbedded Financeというが、Amazomがそのプラットフォームを経由して保険サービスを彼らの顧客に対して提供するこの形はその典型。従来の金融事業者(この場合は東京海上)は、たとえばセブンイレブンのおにぎりを作っている千葉や埼玉の食品工場のような存在になるのだろうと思う。こうやって社会の仕組みは変わっていく、ということです。
東京海上にとって販路改革は大きな変革を起こす上での第一歩になると思います。収益基盤を改題や新規プロダクトに広げてきた歴史はあるものの、自動車&住宅保険という2大収益基盤から大きく脱却できておらず、コモディティ化した商材ゆえに営業に依存しがちなビジネス基盤を変革することが難しかったように思います。
B2Cをデジタル販路主体に変えることで、販売方法、プロダクト開発から抜本的に変えていくことになり、人的リソースをよりB2BやB2B2Cに変革していくチャンスになるのではないかと思います。
100年間大きな変化のなかった業界ですが、21世紀型にアップデートして社会的価値創造に大きく寄与する金融インフラ産業にアップデートできるか注目です。