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EEZ自体は、日本の領海ではないので、日本の領土が侵犯されたことにはなりません。日本に対する威嚇的行動とはいえますが。
 中国の海軍や空軍が日本の領海、領空に繰り返し侵犯していることの方が、明確に違法ではあります。

今回の演習の最大の問題は、台湾の領海の範囲が中国によって否定されることなので、日本政府がするべきことは、台湾には領海が有る、ということを肯定する行動でしょう。抗議などよりも、そちらの方が、中国政府は嫌がります。
 中国政府は、台湾が中国の領土である以上、台湾周辺の海域は、台湾海峡も含めて中国の領海である(したがって、今回の演習も問題はない)と主張しています。
 この主張を通されると、台湾はもちろん、日本のシーレーンも切断されかねません。
 「日本のEEZ」と日本政府が主張している範囲も、中国政府の主張では「台湾の12海里内=中国の領海」なので、中国の領海である以上、中国の権利が優先で、日本に口出しする権利はない、となります。まず、台湾には独自の領海が有り、それは中国の領海ではない、という論理を通さねば、中国の権利主張を否定することはできません。

近く、米海軍が台湾海峡を通過しますが、これは、台湾海峡が中国の領海であることを否定する行動です。
 これ以上の増長を阻止するのであれば、海上自衛隊もこういった行動に参加するなりして、明確なメッセージを示すことが必要になるでしょう。

米軍、対中国の警戒態勢維持 台湾海峡を航行へ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN08CH30Y2A800C2000000/
良記事です。私が今まで収集した情報とも符合します。本演習の最大のポイントの一つです。習近平氏は2014年に東シナ海や南シナ海の問題に対処する国家海洋権益維持小組というタスクフォースをつくってトップに就任しています。尖閣問題から法律の問題までを総合的に調査研究、戦略を描いています。習氏の指示というのは合理的とは言えます。ただ、決断を下した、という下りには疑問符。これを知っている高官は極めて少数たからです。こうした小組などの機構をしっかり分析して客観的に書いたほうが説得力が増すでしょう。
まあ、そうだろうとは思っていて、IOG地経学インサイトでも中国は意図的に日本のEEZを着弾点に指定したと説明した。でも習近平自ら決めていたとなると、国賓になることは諦めたということだろうな。

なお、IOG地経学インサイトのリンクはこちら。
https://youtu.be/xjJUpuR1snc
以下は全くの想像だが、ペロシ訪台を契機に台湾に対する第三者の介入を軍事的に阻止する意思を示す「受動的な攻勢」(reactive assertiveness)は止む無し、と決定した上で、具体的な軍事演習の規模選定に入る。人民解放軍は台湾を包囲するように複数箇所で展開する軍事演習はマストだと主張し、さらに広域の部隊展開や弾道ミサイル実験も可能だが、と選択肢を示す。最高指導者は「台湾独立を支援する勢力を徹底的に意思を砕くことはよい。ただ、それ以上の戦線拡大はすべきでない。」と落とし所を示す。落とし所の演習規模に日本のEEZ内への実弾演習も含まれていたが「特に気にすることではないだろう」。このあたりなのではないか。記事中にある「習近平氏によるEEZ落下させる決断を自ら下した」という積極性が込められていたか、私自身はやや疑問に思っている。依然として日米離間策は維持しているだろうし、本格的に日本を困らせようとすれば、EEZなどとせこいことではなく、もっとやるべきことはあるだろうからだ。
ここまではっきりすれば、標的にする、着弾、が正しい表現でしょう。日本を脅したい習氏だって「落下」と捉えて日本国民が脅威を感じなければ、物足りないんじゃないのかなな。世論が盛り上がらなければ今の政府は動けません。こうした表現の抑制は、誰に忖度しているものなのか。 (・・?
日本のEEZの内側に打ち込む中国、外側に落とす北朝鮮。その違いは何か。