2022/8/6

【新型コロナ】第7波を乗り越えるための処方箋

NewsPicks 副編集長 / 科学ジャーナリスト
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染がかつてない勢いで拡大している。
重症化する人は以前より少ないものの、感染の規模が大きいため入院者数も急増。発熱外来の「パンク」も報じられる。
医療体制の逼迫が迫る中、学会や自治体などからは相次いで抜本的な対策を求める提言が出された。
「このウイルスが社会の中で定着していくプロセスを着実に辿っているという印象を受けます」
人類と感染症との関係性を考察してきた山本太郎・長崎大学教授が、昨年末の特集記事の中で語った言葉だ。
現在の混乱は、果たして定着への過渡期の試練なのか──。
最新のデータや専門家への取材から、第7波の背景と打開策を探った。
<取材協力(順不同)>
徳田安春・群星沖縄臨床研修センター長
谷口清州・国立病院機構三重病院 院長
國谷紀良・神戸大学大学院准教授
INDEX
  • 病床使用率が急上昇
  • 急拡大の3つの要因
  • ピーク後、急速に収束か
  • パンデミックからエンデミックへ
  • かかったかも?と思ったら
  • 行動制限に代わる打開策はこれだ