求められる起業家教育
日本経済新聞
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日経産業新聞コラム、書きましたー!!!
政府も骨太方針に「スタートアップを5年で10倍にする!」と鼻息荒い今日この頃ですが、単純に起業の数を増やすだけでは、弱い中小零細企業を量産して終わってしまうリスクがある。政府がやりたいのは日本からGAFAMを出すことだろう…と思っていたら、新しい記事では「スタートアップへの投資額を10倍にする」と出ていた。
【速報】「スタートアップ担当大臣」山際大臣任命 スタートアップ企業への投資額を5年で10倍増へ
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/110856
これは本質的で良い。だいぶホッとした。
そして投資額を10倍にするだけなら、先日は年金基金をスタートアップ投資に使うニュースも出ていたし政府なら実現可能なことだろう。
しかし、難しいのは投資額に見合ったリターン総額を今の10倍にすること。ここは政府の力が及ばないところだ。
スタートアップというのは外部資本の力で、「赤ちゃんを3年で大人にしましょう」というような、そもそも無理ゲーで不自然なものである。
こんな無理ゲーをクリアしようとするならば、投資する側にも起業する側にも、ファイナンスの知識は絶対必要なスキルとなる。
正直いって、エクイティファイナンス(株式譲渡による資金調達)の知識など、この世で生きる人々の99.9%には関係ない話だ。だから最初から知らないのは当たり前。
だからこそ、新たに学ばなくてはいけないし、学び続けなくてはいけない。
すべての投資家・起業家はファイナンスの勉強が必須だと思っている…。