広がる“読書ゼロ” ~日本人に何が~
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注目のコメント
立花隆さんのコメントが印象的。最近、私自身、読書量が減ってクリエイティビティが落ちてしまっています。。。年末盛り返します。
「僕は本ってのは、総合メディアだと思ってるんですよ。つまり、人間の脳ってのは、基本的に知と情と意と、知情意が総合された。意は意欲の意、意思の意ですね。それが全部あるのが、この脳なんですね」妄信的に読書を信じるわけではない。でも、情報摂取のスマホ化・アプリ化は、知的体力の低下を産んでいると思うし、とてもリスクを感じる。
ネットで情報発信が簡単になり、それでもブラウザ時代はアクセスするためには検索が必要だった。検索をするわけで自分の好みの情報に成りがちだが、まだ「探究心」が求められる。一方でスマホ・アプリ化して、検索も減っている。自分の好みの情報がプッシュされるようになり、「探究心」さえもいらない。
同じコンテンツを読むのでも、どの媒体で読むかで読みやすさが変わる。たとえば東洋経済などの雑誌を読むのが好きだが、Picksで読むのは正直読みにくい。世の中複雑なことが多い。無駄に厚いのは論外だが、体系的に何かを学ぶための本が分厚いことは理由がある。スマホばかりを見れば、その体系的に何かを学ぶということに接する時間も減るし、接さなければ複雑な事象を理解できる知的体力もつかない。資源がない日本、あるのはヒトの力。世界単位での人財競争も激しくなる中で、知的体力を失えば、個人も国も、どうやって生き延びるのだろう。(追記)誤解を与えたようですが、本を最初から最後まで読む「読書」は、嫌いではないが、それ以上にやることがあってやっていない。昔から本屋は好きだし、何時までいても飽きない。「読書」のための本も結構買うが、積ん読になっている。自然科学など興味のある本もよく買い、これは、よく読むが、読書ではない。ということで、読書ゼロと言った。あしからず。
(オリジナル)必要な部分だけ見ることはあるが、実は、私もゼロ。情報入手ルートが主に読書だった昔とは違い、別に問題ではない。