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米・イラン、核合意再建に向けた間接協議を今週再開へ

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    イランは、政府が一枚岩ではないので、米国と交渉したい外務省官僚などもいますが、革命防衛隊が反対している限りは無理です。
     今のイランは、革命防衛隊が最大の武力、最大の企業体を独占し、外交も実質的な決定権を持ち、そして核開発を急速に進めています。ナチス体制で親衛隊が肥大化して、親衛隊が実質的に統治するようになったドイツ、といったところです。
     制度上の最高権力者である最高指導者は、戦前の日本の天皇のようなもので、ほぼ介入しません。
     外務官僚などが何かしたくても無理です。革命防衛隊の一声でやめざるをえないし、革命防衛隊は、イラクに駐留する米軍などにミサイルを撃ち込んで、交渉を即座に中止させることもできます。


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