日野自動車 データ不正 “2003年から約20年” 調査報告書公表
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三菱自動車の軽自動車を中心とした燃費不正の際に国交省が他社に対して、同様の事案はないかとの問い合せに「不正はない」と 日野は報告していました。完全な隠ぺいです。
2003年以降の劣化耐久試験導入後は不正を続けていたとします。さらにそれ以前についても不正がなかったと断言できないようです。本当に残念です。2003年から、ということは2001年のトヨタによる子会社化の直後。トヨタからのプレッシャーがあったため、となるのでしょうか。ちょうどトヨタから蛇川さんが社長として送り込まれ、業績改善に努めていた頃ですね。技術屋のヘビさんが優れた経営手腕を示し発言力を増したのを覚えています。
今日のリリース読みましたが、不正の背景説明は不十分と感じました。再発防止に重点を置いていますが、このままだと企業活動もままならず、それなりの判断が不可避となりそうです。さて、親会社トヨタはどうするのでしょうか? 上場廃止しトヨタ主導で再生させるのか、はたまた吸収合併までいくのか。日本の大型車産業の変わり目として暑い夏になりそうです。不正を経営陣が認識していたとの証拠は見つからなかった、というのが特別調査委員会の結論のようで、報告書にもフワッとした記載しかないが、これでステークホルダーたちは納得するのだろうか?
形式としては、デジフォレもやって、西村あさひを事務局にしているので、それなりの労力とお金をかけたものであるのは間違いないが、上場会社の特別調査委員会で委員長代理として報告書をとりまとめた私自身の経験に照らせば、責任をあいまいにしたこれでは終わらないのではないか、という感覚が残る調査結果ではあります。
https://www.hino.co.jp/corp/news/assets/063a78dce9f1df429a22083099bbc3af_1.pdf