福田氏「何が問題か分からない」 旧統一教会と自民との関係追及に
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宗教と政党や議員とのつながりがあったとしても、それ自体が問題というわけではありません。もちろん、完全な自由意思にもとづくものであることが前提ですが。
ただ、統一教会は、霊感商法で少なくとも民事で多数のトラブルを抱えており、刑事事件の疑いもあるうえ、刑事事件化を政治家が妨げたという指摘もある団体です。
安倍政権では、こうした霊感商法を取り消し可能とした消費者契約法の改正をおこなっています(※)。法改正までするということは、(統一教会のものかどうかは別として)霊感商法によるトラブルがよほど多いということです。
それを「何が問題か、僕はよく分からない」と言い切るのは、おそらく自身も賛成したであろう改正案にろくに興味も持っていなかったのでしょう。その意味でも、政治家として不見識であり、政治的なセンスも感じられません。
※ 消費者契約法第第4条第3項第6号
当該消費者に対し、霊感その他の合理的に実証することが困難な特別な能力による知見として、そのままでは当該消費者に重大な不利益を与える事態が生ずる旨を示してその不安をあおり、当該消費者契約を締結することにより確実にその重大な不利益を回避することができる旨を告げること。うーん、世間ズレしているのか、本人もすでに洗脳されているのか→「正直に言う。何が問題か、僕はよく分からない」
【追記】
加えて言えば、宗教団体との関係が問題なのではない。霊感商法の被害が明らかになっていて民事裁判も頻発しているのに、自民・下村博文氏の口利きで統一教会から別の名前への名称変更を認めたり、警察や消費者庁が何もしなかったりが問題。「最高です!」の法の華三法行は摘発して教祖は獄中にある。オウム真理教も幹部全員死刑になった。信教の自由によって、消費者被害や暴力事件の違法性が阻却されることはない。