「情報通信白書 2022年版」要点まとめ、日本のデジタル企業が世界に通用しない理由
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デジタルトランスフォーメーションには3つのフェーズがあるとされています。Digitization, Digitalization そして Digital Transformationです。Digitizationは、単にアナログをデジタルに置き換えること、DegitalizationはITやデジタルテクノロジーを使って既存の作業の効率化などを図ること、そしてDigital Transformation はビジネスモデルを刷新する組織全体を巻き込んだ文字通りのトランスフォーメーションです。米国で「全社戦略に基づき、全社的にDXに取り組んでいる」、「全社戦略に基づき、一部の部門においてDXに取り組んでいる」比率が高いのは、DXとはそういうものである、という理解がされているためではないでしょうか。日本の企業の34%がDXに取り組んでいない(米国は14%)というのも大きな違いですね。
とはいえ、DXの7割は失敗する、という報告もありますし、なんとなく初めても上手くいかないでしょう。最近DX関連の論文を色々読んでいるのですが、DXは組織の在り方を変えていくプロセスなので、やはり「人」が大事である、ということです。単にICT人材、というだけでなく、Inartiaやテック疲れに対応しながら周りをインスパイアするようなリーダーが必要ということ。ちょうど今連載されていた「両利きの経営」の特集を読みながら、共通する部分が多いなと考えていました。新作コラム出ました!
ビジネス+ITに連載している
第4次産業革命のビジネス実務論に
「情報通信白書 2022年版」要点まとめ、日本のデジタル企業が世界に通用しない理由
寄稿しました。
総務省は2022年7月、最新のICT技術/デジタル技術の動向を取りまとめた「情報通信白書2022」を公開しました。
今年の情報通信白書の特集テーマは、「情報通信白書刊行から50年~ICTとデジタル経済の変遷~」です。
本白書では、情報通信白書刊行後50年の間に起こったICTサービス・技術の進化やICTを取り巻く国際情勢の変化を概観するとともに、ICT/デジタル分野において日本が直面する現状と課題、今後の展望などについて考察がなされています。本記事では、200ページ超に及ぶ「令和4年版(2022年版)情報通信白書」から注目すべきポイントを取り上げました。