中国、デジタル人民元の利用で個人情報保護を約束
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デジタル人民元設計の特徴の一つに、「コントロール可能な匿名性」があります。
中国人民銀行の説明によると、デジタル人民元は個人情報やプライバシー保護を重視しており、取引で交換されるのが暗号化された情報であるため、基本的には利用者個人を特定できません。
ただし、マネーロンダリングやテロ資金供与防止の観点から、「少額は匿名、多額は法に基づき遡及可能」という原則の下、中央銀行は利用者を特定できる設計になっています。これが「コントロール可能な匿名性」と言う意味です。
中国人民銀行によると、デジタル人民元関連情報にはファイアーウォールをかけ、情報セキュリティやプライバシー保護管理を厳格に実行し、任意の照会、使用を禁止しているそうです。中国人民銀行デジタル通貨研究所の穆長春所長は、「デジタル人民元」の使用においてプライバシーを完全に尊重し、個人情報を保護する方針を示したとのこと。
【徹底解説】中国が本気を出す「デジタル人民元」の正体ーNewsPicks編集部(2022/2/5)
https://newspicks.com/news/6657742
デジタル人民元、始動へ=世界初、年内にも―中国ー時事通信社(2021/1/4)
https://newspicks.com/news/5508382限定的な匿名性。個人特定は可能と読むが、悪いことではないと思う。どのようなシステムにも善し悪しあり、デザイン思想や目的、使いこなし次第。
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穆氏は限定的な匿名性がデジタル人民元の主要な特徴で、これにより妥当な匿名取引が保証される一方、マネーロンダリング(資金洗浄)、テロ資金供与、脱税などの違法行為を防止し金融面の安全保障ニーズにも対応していると指摘した。
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