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ローマ教皇、カナダ訪問開始 先住民虐待問題で謝罪へ

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    カナダの先住民族同化政策のための寄宿学校制度は、19世紀の末から20世紀半ばにかけて行われていたものです。第2次世界大戦が終わってもまだ続いていました。
     同化政策というのは、大人相手だとむずかしいため、子どもだけを親元から引き離して進められました。

     この制度の問題点は、
    ・先住民族の文化、言語の意図的な絶滅(ジェノサイド)
     (キリスト教への強制改宗を含む)
    ・教師などによる虐待(性的な虐待を含む)
    ・虐待、ストレス、自殺などの結果による死亡(少なくとも6000人)
    などがあります。

    カナダ政府は、今世紀に入ってからこの政策の責任者として、先住民族に謝罪してきましたが、2021年に、数百人の遺骨が埋め立ててあった場所がいくつも見つかり、実際は、もっと多くの犠牲者が出ていたのではないかと考えられるようになりました。
     この政策は、カナダ政府主導で進められてきましたが、現場の学校を運営していたのはキリスト教会で、カナダの場合、フランス植民地であった背景もあり、カトリック教会が最も多くの先住民族寄宿学校を運営していました。
     ただし、英国国教会や、その他のプロテスタント教会が運営していた寄宿学校もあります。

    なお、同様の同化政策は、他の英国植民地でも見られ、オーストラリアの場合は特にひどく、寄宿学校での同化政策などもありましたが、強制的な性産業への従事やスポーツ・ハンティングの対象とされたこともあり、19世紀を通して、人口がそれ以前の1割弱になりました。


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