[9日 ロイター] - 米ネット通販大手アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は9日、同社のサイトで出品・販売される美術品やコレクター商品など15万以上の商品について、顧客による値引き交渉を可能にする新機能を追加した。

新機能は「メーク・アン・オファー(価格を提示する)」と呼ばれ、アマゾンによると、価格交渉が非公開で、購入者は定価を上回る価格を支払うことがないところがオークションとの違い。出品者は顧客が提示した価格を受け入れるかどうかを72時間以内に決める必要がある。新たな価格を提示することも可能で、その場合は顧客は72時間以内に返事をする必要がある。

アマゾンはこの新機能を2015年に「数十万の」商品に広げる計画。現在値引き交渉が可能な商品には、1863年に当時のリンカーン米大統領が署名した文書や、米大リーグで活躍した名選手ベーブ・ルースのサイン付きの新品同様の野球のボールなどが含まれている。