2022/7/24

【実録】リモートワークで「人を育てる」会社の共通点

「オフィスに戻るか、戻らないか」の問いに、回答を出す企業が増え始めた。
ヤフーは全国どこからでも働くことを認め、NTTグループも6月、在宅勤務を基本とすることを発表した。
リモートワークを、パンデミック下の一時的な措置ではなく、働き方のスタンダードの一つとして認める企業が出てきている。
長期的な方針を明確にするところまではいかないものの、出社とリモートワークを組み合わせたハイブリッド勤務が事実上、定着しつつある企業も多いだろう。
働く場所や環境を自分で選べて、家事・育児との両立も図りやすいリモートワークやハイブリッド勤務を歓迎する人は多い。人材獲得の観点からも、自由な働き方を認める企業はこれからも増えそうだ。
だが一方で、新入社員や、転職したばかりの人など、仕事や組織になじめていない人にとって、リモートワークは難しい面がある。
上司や先輩の近くで働き、相談したり、人間関係を作っていく機会がないままで、長期的にキャリアを築いていくことができるのか、社会人になったという意識を持つ機会がないままで過ごしてしまっているのではないか、と不安を抱いている人もいる。
リモートワークの長期化、恒久化に、企業はどう対応していくのか。そして、働く側にはどんな心構えが求められるのか。米国企業の取り組みを追ったThe New York Timesのレポートを紹介する。
INDEX
  • 新入社員の悩み
  • 3つの共通点
  • 顔合わせの「体験」を作り出す
  • 上司と一緒に働く方が有利?

新入社員の悩み