荒川和久「日本の婚姻数が劇的に減ったのは、お見合いや職場結婚が減ったから」
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注目のコメント
ついに賢人の仲間入りしましたw
クーリエさんの「賢人論」シリーズにて前中後編の3本のインタビュー記事が公開されます。まず前編は皆婚を実現した結婚の社会的お膳立てシステムの話と「仕合わせ」の話です。内閣府が行う20〜30代への結婚しない理由の第一位は、男女共に『適当な相手にめぐり合わないから』がダントツトップ(H22.27調査より)。
【結婚家族形成に関する調査】
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/kekkon_kazoku.html
私は結婚推奨派ではありませんが、データを読んでいて感じたのは、適当な相手の『適当』の許容範囲が実に狭いんだろうな、ということ。
『適当』なんだから、身の回りには同じくらいの生活レベルの人なんてゴロゴロいるわけで候補者はたくさんいるはず。
そんな状況で『適当な相手』を見つけられないのは、お相手に過度な要求があるのかもしれないし、こだわりが強すぎるのかもしれないし、過剰な潔癖を求められる社会では結婚自体がリスクと捉えているが故にリスクを上回るメリットのある人がいないのかもしれない。
何かしら、単なる生活共同者以上のものを求めているのではないかと推測します。
そもそも結婚は生存戦略の合理的制度以外の何者でもなく、結婚自体は単なる共同生活者を得るだけのはず。
生理的に受け付けない人を除いて、生活圏の異性の写真を並べてどれにしようかなで選んでも良いくらいのもの。
ここにワケのわからないオプションを乗せるから『適当』な相手を見つけられないのかもしれないと感じました。
ちなみに、昔の人が今の人より結婚率が高く離婚率が低かったのは、世間体もありますが、それ以上に『伴侶に期待していなかった』という理由があります(加藤データ)。
相手に期待しないから多くを求めない。
家の中の役割さえこなしてくれたら、それ以上は過度に干渉しない。
そもそも過度に期待していないから、相手が役割を果たせなければ自分が補完する思考に切り替えられる。
いやぁ、昔の人は人間関係や距離感を理解していますね。
※荒川さんのお話しは的を得ていると感じた上で…日本は、少子化が対策できない時代に突入したのだから、今更、結婚の是非を問うたり過剰に問題視すること自体がナンセンスだと個人的には感じています。