2022/7/19

【最先端】アジア人起業家が挑む、英会話分析AIがすごい 

NewsPicks 編集部
スマホで気軽に英語の発音を練習できるサービス「ELSA Speak」が世界中で人気を集めている。
2015年のリリース以降、全世界のユーザー数は4000万人にのぼる。
創業したのは、スタンフォード大学を卒業した女性起業家のヴー・ヴァン(Vu Van)氏。ベトナムで生まれ育ち、英語のアクセントに苦労した経験から、起業のアイディアを見いだした。
実はヴー氏は、3ヵ月間日本で徹底的にリサーチを行い、日本市場に大きな期待を寄せている。
「ELSAは日本との相性が非常に良い。ベトナムに並ぶ第二の市場として捉えています。」
そして今年7月、ELSAが開発した新サービス「Speech Analyzer」の日本上陸が満を持して発表された。
そこでNewsPicksは、ELSAの創業者であるヴー・ヴァン氏への取材を敢行。
この新サービスは英語学習をどう変えるのか。また、アジア人女性起業家として直面した困難をどう乗り越えたのか、そして日本市場に期待を寄せるELSAの次なる野望は──。
すべてをロングインタビューで語ってもらった。
INDEX
  • アジア人女性起業家の誕生
  • 日本人に刺さるワケ
  • あなたの話す英語分析します
  • 「英語できない=不利」な時代
  • 訛りは消さなくていい
  • 「快適な空間」を抜け出せ

アジア人女性起業家の誕生

──まず、ELSAを創業した経緯を教えてください。
ヴー・ヴァン ELSAの創業は、私自身が英語の発音に苦労したことがきっかけです。