EU、クロアチアのユーロ採用を最終承認-2023年1月に導入へ
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今回の拡大から、従前のマクロ経済基準に加えて、金融行政基準とも言える銀行同盟参加への耐性の有無がユーロ加盟の基準に課されています。
元々クロアチアのマクロバランスは良好、通貨・金融政策も管理フロート制に基づくカレンシーターゲット制を長年に渡り維持してきました。ユーロ加盟は当局関係者の悲願だったと言えるでしょう。
人口は400万人程度の経済であり、本来ならユーロ圏にシステミックなショックも与えないはずです。24年には、ブルガリアもユーロ加盟の公算が大きく、ユーロ加盟国はEU加盟27国中で21国となる見込みです。ユーロの採用、つまり自国通貨の放棄はメリットとデメリットがあります
大まかに言えば、域内相対的に、より強い経済を持つ国に有利で、弱い経済を持つ国に不利になります
ただ、単一通貨採用のメリットも得られるため、どの採用国でも一定のメリットはあります、その天秤で通貨導入は計られるべきでしょう