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「一時1ドル=137円台後半を付けた。日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが進み、1998年9月以来、約24年ぶりの円安ドル高水準を更新した。」
5:20を過ぎた現在も137.40円台で推移しています。
ロンドン外国為替市場の円相場も。
【ロンドン円、24年ぶり安値水準 対ドル、一時137円50銭台】
https://newspicks.com/news/7302575?
購買力を維持するため本来なら高くなるべき低インフレの円が逆に急激に安くなる背景には、モノやサービスの裏付けのない円を市場に流して円の価値を下げる日銀の政策と、資源高で膨らむ輸入代金を払うため円を売ってドルを買う必要と、日米の金利差が開くなか、更なる円安(≒ドル高)が想起されるゆえ起きる投機的な動きがありそうです。どれを取っても日本を強くするものではありません。
通貨の強さは中長期的な国の強さです。日本が強かった当時、日本企業は円高が進む中で世界に存在感を示して行きました。日本企業が強かったがゆえに円高が進んだと言っても良いでしょう。円安で人件費をはじめとする相対的なコストを下げて競争力を高めても、所詮は日本の安売りに過ぎず、円の購買力が低下したら元も子もありません。かつて米国に行くと最高級のレストランでさえそれなりに気軽に入れたものですし、ランチなぞ殆どダダみたい感じたものでした。最後に米国を訪れた2019年2月には、昼食でさえどうするか考え込むほど高く、中級のレストランに入るにもそれなりにカネを使う覚悟が要りました。米国でインフレが進み、円が137円になったいま、その差は更に拡がっているに違いありません。このまま円安が進めば、日本は世界の中で貧しくなるばかりです。
為替介入で一時的に円安を止めても長続きするものではありません。投機的な取引が巻き戻される可能性はありますが、継続的に進む円の実力低下の背景には、日本に根を張って日本で付加価値を生む企業の力の低下があるのです。選挙に勝って政治的な資源を手に入れた政権が日本に根を張る企業を強くする政策を打ってくれれば良いですが、逆に競争力を弱める方向に行くのでないかと不安です。そうなると、中長期的な円の低落傾向は止まりません。(・・;ウーン
「日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが進み」とありますが、当のアメリカも長短金利が逆転するくらい、ここからの一段の金利差拡大は見込まれておらず、単なる売り仕掛けと見るのが筋かと。また、今後想定される利上げは既に折り込み済みだと思われます。
このタイミングで売りに出せたのは幸いでした…
これをピンチと考えるかチャンスと考えるか。
1.製造業の国内回帰
2.インバウンドの取り込み