「体育会系は営業向き」の噂は本当か?元・甲子園球児の起業家に聞く
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かねてより体育会系出身の人材が重宝されていた背景には、飛び込み営業ができる、徹夜で働ける……といった精神面の影響が大きかったのではないかと思います。要するに、理不尽を割り切って乗り越えられるという側面です。
とはいえ、高校レベルでもスポーツは知的格闘技化しています。野球であればデータなしでは勝てない時代になり、ノーアウト一塁での送りバントが有効な戦術ではないことも知れ渡っている。
そうした戦略チックに戦いに勝つ経験や、オーソドックスではあってもチームプレーを経験してきたことは、実務経験よりもよっぽど有用なことがあるのかもしれません。
注目のコメント
体育会といっても学校によるという気がします。
福山さんが在籍された慶応大学の野球部は「いい体育会」だと思います。
以下は、慶応大学野球部に在籍経験のある方から聞いた話です。
その方が新入部員時代、グランドに入るときに(どの野球部でもやるように)帽子を脱いでお辞儀をしたところ、監督さんから「なんでお辞儀するのか」と聞かれたそうです。その方が返答に困っていると「必要がないと思うことはやらなくてもいいんだよ」と言われたそうです。
多少ですが野球をやった経験がある私にとっては衝撃的な話であったとともに、感動しました。
私は「体育会」という組織が好きではありませんが、最大の理由は自分で考えず、思考停止型の人間を作りがちだと思うからです。そのような人は「足で稼ぐ営業」はできても創造的な仕事はできません。
福山さんはいい学校、いい野球部に入られたと思います。
そして、多くの体育会も変わってほしいと思います。まず第一歩として高校野球の丸坊主を止めることから始めてほしいです。前に、体育会系の学生に対して、彼らの強みについて話す機会がありました。
基本的には、ここに書いている記事と根本的には一緒でした。
1つ目は、チームとして目標を持ち(多くは勝つこと)、目標を達成させるために組織の中で立ち回る経験があること。
2つ目は、メンバーに入るなり、出場して試合でのパフォーマン上げるなり、個人としての目標達成のために個人的な課題を克服するために継続して行動してること(自主練)。
3つ目は、メンバーなり、出場メンバーなり、人から選ばれる経験をしてること。選ばれる、選ばれないには理不尽も贔屓もないわけではないけど、選ばれるためにどうすればいいかを少なからず考えてること。
ここらへんでしょうか。
体育会系は、組織なんで上意下達なところもありますが、それは組織のあり方次第。ティール組織で言えば、オレンジやアンバーなところも多いものの、比較的、営業は古めな世界でもあるので、似てるところはあるかも。その点はマッチしやすい面はある。
でも、体力とかでアピールするのは、ほんとに視野が狭いのでもったいないと思う。