テスラ、「オートパイロット」部門で約200人解雇－関係者
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イーロン・マスクＣＥＯは今月、経済について「とても悪い印象」を持っており、１０％程度の人員削減が必要との見解を表明。
つまり、今回の人員削減は､上海のロックダウンや原材料コスト、サプライチェーンの問題で第２・四半期が非常に厳しかったことによるためで、オートパイロットが完成域に入ったことによる良い人員削減ではなく、経営が苦しいことによる悪い人員削減であることに留意する必要がある。
注目のコメント
うーん、現時点の「オートパイロット」は完全自動運転には程遠く、「アノテーションが終わったから解雇」という評価は、踏み込みすぎな気がします。
「FSD」のアップデートぶりを日本語で解説しているYouTubeアカウントがあります。英語はたくさんあるんですが、日本語なのでとてもわかりやすいです。
https://youtu.be/6B4sBOXiQy8
これをみると、着実に賢くなっていますが、人間の運転を完全に代替するレベルではないこともわかります。高速など限定された空間であれば任せられそうですが、歩行者が入り交じるようなところでは難しそうです。
なお去年7月にイーロン・マスクは「自動運転がこんなに難しいとは思わなかった」と書いています。それぐらいの進捗なのかなと思っています。
https://twitter.com/elonmusk/status/1411280212470366213?s=20&t=XEaor8ssAIO524ZUBhELtg十分なアノテーション（AIに学習させるために行うデータへの意味付け作業）がほぼ完了したことの裏返しなので、一見後ろ向きに見えるニュースですが、かなり将来性のあるニュースだと思います。
AIリテラシーを付けることで、こういったニュースも正確に理解できるようになるので、情報収集力UPのためにも拙著『AI時代のキャリア生存戦略』(https://amzn.to/3sJevNF)がオススメです！日本だと解雇規制があり考えにくいですが、こうやってテスラ社で実績を積んだ人材が他の会社でまた専門性を活かして力を発揮する。このように必要な会社に必要なスキルを持った人材が移動していくことがアメリカ企業の強さだと思う。
