【世界のユニクロへ】新たな世界標準をつくるコーポレート領域のデジタル変革
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世界共通というのはグループ企業含めてでしょうか。グループ企業全体で共通化は理想ですが、出来ている企業は少ないと思います。経営のサイクルが桁違いに速くなるので、さらに他社と差がつきそうです。
まさに情報製造小売業、驚くばかりです。2022年上半期、最高益を叩き出したファーストリテイリング。その海外事業の躍進を支えるコーポレイト部門のキーマン5人に取材しました。
中でも岡崎CFOが、「デジタルファイナンスの前に、LifeWearの話を」と、丁寧にFRの商売について話されていたのが印象的でした。その言葉には、「経営者そのもの」の凄みがありました。
みなさん部門としてはいわゆる経理であったり、人事であったり、ITであったりするわけですが、徹頭徹尾に「商売」を考え抜いている。そのイズムの実践が伝わるお話でした。今回は「ファイナンス」がメインテーマ。会計システムも含め、社内の基幹システムを数年ごとにアップデートし、グローバル標準とするのがFR流の進め方。「一番良い状態であり続ける」ために「常に変化」する、と。
「日本の企業で、本当に世界統一のシステム、プラットフォームを使っているところはほとんどありません。SAPであっても、国ごとに違う製品を使っていることが多い。でもグローバルで統一されたシステム、オペレーションだからこそ、どこでも働ける仕組みがつくれるはずです」