LayerX、プライバシーテック事業へ本格参入
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PrivacyTech事業の前身であるR&D部門の時代から取り上げて下さっているあたらしい経済さんに、今回のリリースにあたって取材していただきました。
端的には、企業が保有する位置情報・決済や医療データなどの価値ある個人情報/パーソナルデータを、プライバシー保護技術を使って、安全に外部の企業などに提供したり、データを使ったサービスを展開する、という事業です。
記事中でもコメントしておりますが、「テクノロジーを使って、信用のコストを小さくし、よりスムーズに人や組織同士がデジタルでやりとりできるようにする」というのがビジョンであり、パーソナルデータの流通はその第一歩と考えております。プライバシーテックは2018年5月にEUでGDPR(一般データ保護規則)が適用され、個人情報取得にあたり、目的・保管期間を明示し、ユーザーから同意を得ることを義務化されることになったのが大きなターニングポイントとなりました。
そこから、米国の一部州や、日本・中国・タイ・スイス・インド・インドネシア・カナダ・ブラジル・NZなどでも各国のプライバシー保護法が適用に向かって、進められています。
ここで重要なのは2018年に仏ホテル予約サイトが個人情報を流出した際にプリンスホテルなどもGDPR違反の可能性が生じたように自社はちゃんとやっているからではダメであること。各国の保護法に基づき、適用範囲を理解してプライバシーを保護する必要が出てくるので非常に需要の強い事業領域だと思っています。
一方でタイムラインからわかるようにそもそもリアルタイムで法律が制定、改正されていくので、R&D・コンサルティングに軸を置いて動向を見ながら、勝機を見つけると一気にプロダクトをリリースしていくというのが1つのやり方かなと思っています。
まさにLayerXがその事例で今回のプロダクトにとどまらず、今後も複数のプロダクトをリリースするためにR&D、コンサルティングにかなり力を入れています。
各国プライバシー保護法のタイムライン
18/5 🇪🇺EU
20/1 🇺🇸カリフォルニア(20/12大幅快晴、23/1施行)
21/3 🇺🇸バージニア(23/1施行)
21/8 🇺🇸コロラド(23/7施行)
22/4 🇯🇵改正個人情報保護法施行
*全米では未だ動きがなく、州単位での動きになっていることがポイント
日本企業初の「GDPR」違反の可能性、プリンスホテルなど
https://newspicks.com/news/3158255