「トヨタの"思想"に立ち戻る」 豊田社長が株主に伝えたこと
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注目のコメント
豊田章男社長が熱い想いを持って伝えられた言葉で、最も印象深かったのは、トヨタの原点に帰り、「世界一ではなく町いちばんを目指そう」という言葉でした。
何かと言うと世界からの遅れを批判し、かと言って目の前にいる従業員も含めたお客様に心を通わせず、気付けば仲間内のトラブルの火消しに奔走する事が重要な仕事になってしまう。
ディスラプティブな事業に危機を覚えつつも、今まで培ってきたものを否定し、追いやってしまう。この高齢化社会の中で、今まで築き上げてきたノウハウを活かさずしてどうやって日本を元気にするというのか。
世界中の人々を幸せにするという大きな志しを忘れずに、その基未来を描くことこそが、素晴らしい社会を創り出す事に繋がるのではないか、と感じました。6月に行われた株主総会について。この記事では株主の方たちに豊田社長が伝えたメッセージがまとめられています。
今回で13回目となる議長を務めた豊田社長は13年間を振り返り、「私がやってきたことは、「幸せの量産」という、トヨタの「原点」、「思想」に立ち戻ること」「トヨタは、すべてのステークホルダーとともに、「みんなが幸せになる世界」を目指したい」などのコメントをされました。幸せを量産し、より多くの人を幸福にするという姿勢が今のトヨタの車作りに現れているのかもしれませんね。
記事後半には13年社長を務めてきた豊田社長が語る、トヨタの変化についても語られています。興味のある方は是非ご覧ください。『「クルマ屋」という言葉を使い、自らの使命を語る声が震えていた。』という部分が印象的。
豊田織機という会社だった時、織機屋にしか作れない車を作るとはならず、豊田自動車という組織を分離独立して作ったから今のトヨタがある。
ハードウェア中心の「クルマ屋」に軸足を置く限り、次の産業で生き残るのは難しいと思う。