YouTubeの「ショート」動画、月間視聴者が15億人を突破
コメント
注目のコメント
ちょうど昨日学生さんとYouTubeとかテレビとかについて雑談をしたのでメモ的に.
彼らはやはりテレビはほとんど見ていなくて,テレビを見るときには他者とそのコンテンツを同時に共有したいとき(Twitterの実況とかスポーツバーとか)という感じなのだそうです.街頭テレビのプロレス中継がお茶の間で個人向けにシフトして,そこからまた共同で同じコンテンツを見るという楽しみ方に回帰しているなぁと,そんなことを思いました.
大学の講義などは今ハイブリッドで行っているので録画を見られるのですが,それをいくつかまとめて見ることで,普通に講義に出たときには細切れになってしまう時間を,塊として利用して効率化しているとのことで,アニメなども同様に,上述のような他者とその視聴時間を共有したい目的がなければ,リアルタイムで見ることはなく,基本サブスクでまとめて時間を取って見るとのことでした.
その意味で,YouTubeとかの生配信は前者の目的で,それの切り抜き動画などは後者の目的で良くて,どちらも見てしまうとのことでした.「生配信の切り抜き動画って結局スポーツニュースみたいなもんですよね.一試合まとめて見る時間がない場合に,重要そうなところをダイジェストで見せてくれるので」と言っていて,なかなか言い得て妙だなぁと.
さて,この記事でのショート動画は,そういった時間の使い方をしても,どうしても細切れになってしまう移動などのちょっとした隙間時間に非常によくフィットするということなのだろうと思います.
こんなに日常生活の隙間をコンテンツでギッチリ埋めていって良いのかというのはちょっと気になりますが,こういった長かったり短かったり,Podcastのように音だけだったりといった形の多様なタイプのコンテンツで,隙間時間がどんどん埋まっていくんだなぁと.ショート動画を先月くらいから見始めるようになりました。
広告がかなりの頻度で出てくるYouTubeにおいて広告が登場しないショート動画は一種ストレスからの解放のような側面も僕には感じられてしまい、ついつい10分程度連続で見続けてしまうことも多々あります。
一方で、好きなチャンネルの動画一覧から動画タイトルを思い出せないけれど、あの動画を見たいな~と思い検索する際に、ショート動画と通常の動画が同列に表示されてしまい面倒くさいと感じる時もあります。世の中の人(僕は世代を中心に)可処分時間とアテンションタイムが短くなっているからのこの結果だと思いました。
最近これらに疲れてきて、本や映画などのゆったり吸収できるインプットの割合を増やしたいと思うようになってきました。