【解説】アメリカが大幅利上げ。さて「円安」はどうなる?
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短期的には、外国の機関投資家が仕掛けてくる日本国債売りに、日銀がどう対応するかですね。
世界的に、金利上げと国債下落が起きている国ばかりなのだから、日本だけが金利を上げなければ、どうしても狙われます。
日銀は、無制限の買いで日本国債の価格を安定させることはできますが、その結果として、円安への圧力が強まります。
円安はインフレを進め、物価が上がることは政治的な課題になります。貿易赤字のさらなる拡大とインフレを避けようとすれば、日銀が金利を上げるしかなくなっていくでしょう。
現在、多くの国は、金利を上げてもなお自国通貨が下がり続けています。円の場合は、金利上げの数字次第で、円安は避けられるのでしょうが、うまくいくかどうか。インフレ率2%という目標に合わせて決定するのでしょうか。場合によっては、もっと臨機応変に対応した方がよさように見えます。
海外勢が国債売り、日銀防戦 金利抑制政策の転換へ圧力
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB155VP0V10C22A6000000/?unlock=1前提として、円安と円高のどちらが良いかに関しては、個々人の置かれている状況によって異なると思います。
僕は日本円でイタリア留学の奨学金を頂いているので困っています。
ただ事実としてあるのは、このまま円安を看過するようで有れば、日本は途上国型の経済になるという事です。日本製品や物価が安いからという理由だけで、外国の方が日本にお金を落とすので有れば、それは先進国としての戦い方では無いと思います。
先進国としての経済力を維持したいので有れば、本質的な価値を世界へ届けるべきです。
日本ではiPhoneが諸外国に比べてメジャーです。それはiPhoneが安いからでは無く、iPhoneに格好良い・便利・性能が良いなど、本質的な価値が有るからです。だから、Android系のスマホよりも高い価格で購入しているのだと思います。
経済が上り坂の円安と経済が下り坂の円安では全くもって話が違います。給料が上がるという希望が無いからです。円安で恩恵を受けられない方々のドル換算での給料や貯蓄が目減りしていく中、生活費そのままor 高騰するので有れば、不満が爆発するのは当然だと思います。今、日本において現役のビジネスパーソンは低金利、円高局面(円高対応)、デフレの環境下でこの30年間キャリアを積んできた方ばかり。世界は必ずしもそうではない。
極寒の環境で育った人が急に極暖の環境に適応できるか、そんなことが問われる。
多くの場合ビジネスの前提ルールが変わる影響を過小評価しがち。もしこの局面で前提の歯車が大きく変わるのであれば、それはチャンスでもあり、最大のピンチになる可能性がある。
円安か金利高かという金融的、マクロ的なことに目を奪われ、金融政策に盲目的に期待するのではなく、本質的に未来思考の社会的価値を生み出し続けるにはどうするべきか、ということに向き合っていかねばいけない。