楽天、デジタルコミックに参入 世界共通の縦スクロール型で配信へ
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デジタルコミックを『縦で読む』が少し興味がありますね。
紙媒体や従来のデジタルコミックでも『横で読む』多かったのですが
スマホで音楽やSNSなど一日の大半はスマホに時間を費やす現代人はスマホで効率良く読む為に縦で読むと上から下へと流れるように読めるのが良いのかもしれません。
YouTubeの動画を倍速視聴するのと同じように効率良く読む見る心情も見受けられますね。
注目のコメント
コンテンツ領域で、弊社も関わりのあるWEBTOONについてということでコメントします。
2021年にはすでに4400億にまで市場規模を膨らませ、2030年には3兆円を超えるまでの市場となると予測されている縦スクロールマンガ通称WEBTOON。
日本とは違い、書籍の流通網が発達していない諸外国で爆発的に伸びているという背景と、韓国のカカオが運営するピッコマやNAVER(日本ではLINEマンガ)などのテック企業が力を入れ、プラットフォームを拡大させているという背景があります。
最近でも「俺だけレベルアップの件」が月間売上数億を越えているとのこともあり、そこに追従しようと日本国内でもありとあらゆるところがスタジオを立ち上げていますが、ぶっちゃけた話玉石混交も良いところな状況です。
数えられるだけでもすでに国内では60を超えるWebtoonスタジオがあり、どこもクリエイターの確保や編集者の確保に苦労している状況です。
今回の楽天と協業すると発表したトゥーンクラッカーさんはゲーム系の会社サムザック前社長が引きいるスタジオのようですが、Webtoonスタジオとしてはまだまだ無名です。
そして、肝心の配信先ですが、おそらくkoboなどを使うと思いますが、国内ではまだまだWebtoonの需要はないですし、国外でとなるとkoboでは弱いというのが現状です。
国内だとこの6月にゲーム会社のアカツキがかなりの資本を使ってHikeComicをリリースする予定で、すでに100作以上のタイトルを揃えているとのことですし、これからさらに競争は激化していくでしょう。
コンテンツビジネスは、コンテンツの質と打数を打てること、そしてどう届けるかが非常に重要です。
この点で、資本力を持つ楽天との協業といっても、お金さえあればなんとかなる他の事業とは大きく違うところです。
資本うんぬんよりも、いかにクリエイターの心を掴めるかの方が最終的な勝敗を分けると思います。
Webtoonについては、正直まだまだこれからの分野ですし、日本は劣勢の後追いなので苦難は続くと想われますが、最後に残るのはどこなのか。
弊社も原作供給の点で関わっていきますので、引き続き楽しみです。縦スクロールが世界標準になりつつあるんですね。
縦スクロールは連続性ある絵柄表現が可能で、スマホ購読を前提としたマンガ向き。
一方で書籍での発行を前提としたマンガは本が横開きなので横スクロール。
こういったことを考えると、縦スクロールが普及するとマンガ本文化が淘汰されてしまうんじゃないか…とも思ってしまいます。
個人的には横開きの方が好きなので、ぜひこの辺りは残していってもらいたいですね!
あと気になるのは“フルカラー”の部分。
白黒の方が目に優しく、適度にイメージを膨らませる余地があって良いと思うのは私だけでしょうか…?