日本、非常任理事国に選出 国連安保理、最多12回目
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2005年4月、北京で勃発した反日デモを現場で観察していましたが、当時デモ隊が掲げていた横断幕の一つが「日本の国連常連理事国入り反対」でした。中国としては、アジアで常連理事国は一国で十分、既得権は渡さない、ということなのでしょうし、今でもこの外交スタンスは変わりません。
当時、北京大学国際関係学院のクラスメートの中に、「韓国が日本に、パキスタンがインドに、イタリアがドイツに、アルゼンチンがブラジルの加入に反対するのは競争の観点から健全だが、すでに常任理事国入りしている中国が日本の加入に反対するのは筋が通らない。そんなことをしているうちは大国になんかなれない」と主張する人間がいたのを思い出しました。
今となってはそんな声は出てこないでしょう。時代が変わりました。政権と共に。今回は多くの地域で候補国が一か国だけだったが、190ないし192ヶ国が投票する中、日本の得票が一番少なく、184票。モンゴルに投票した国が3つもあったとのこと。最多の非常任理事国経験に対する批判なのかもしれない。