[6日 ロイター] - 中国の規制当局は配車サービス大手の滴滴出行(ディディ)に対する調査を終了し、今週中にも同社のアプリの入手を可能にする準備を進めている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が6日伝えた。

滴滴の米上場株式は寄り付き前の時間外取引で46%上昇した。

中国サイバースペース管理局(CAC)は昨年、滴滴の25のモバイルアプリをアプリストアから削除するよう指示した。また国家安全保障と公益を理由に、同社に新規ユーザーの登録停止を命じた。

報道によると、トラック配車アプリを運営する満幇集団(フル・トラック・アライアンス)とオンライン人材募集サービス看准についても、当局は今週中にアプリストアでの利用再開を認める方針。新規ユーザーの登録禁止も解除される。

また3社には制裁金が課されるほか、政府が株式の1%を保有し企業の意思決定に直接関与できるようになる。