ENEOS EV充電事業強化を発表 NECから充電設備の運営権取得
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テスラオーナーですが、NECネットワークの充電器もよく使うので知っています。NECから承継した急速充電器のスペックは最も高いもの(50kw)で30分で実質120km程度の回復にしかなりません。さらに悪いことには、型遅れの20kwの急速充電器(負の遺産です。たくさん残ってますが遅いし割高になるで誰も使いません)も多数あります。なので、毎回フル充電にするというよりは、目的地まで辿り着けなさそうな時にちょこっと補充する、というような使い方になると思います。なので、ガソリンスタンドで設置されるなら、休憩所が拡充されると良いですね。
こういった大規模に充電ステーション事業を展開する企業が出てくることで、“ビジネスとして成り立つ”充電事業のモデルが確立されることに期待です。
カフェなどでPC・スマホ充電用にコンセントを貸し出すことが一般化するのに伴い、“電気はタダ”というイメージが定着してきているような気がします。
しかし当然ながら原価としての電気代は発生していて、企業としてはそれをどこかで回収しなければなりません。
これまでは自動車会社や電力会社が充電インフラ普及を推進してきましたが、彼らは“本業”が別にあるので「充電料金は安く抑えて、不足分は別のxx価格で回収しよう」といった考え方も生まれてきます。
こういった積み重ねで作られた“常識”が、現在の“儲からない充電ビジネス”に繋がっているのではないでしょうか。
原油価格に合わせた価格変動が認められているガソリン事業ですら、低収益による事業撤退が相次いでいます。
普及初期である今こそ、ビジネスモデルのスタンダードを作っていく大きなチャンスなのだと思っています。
少なくとも、電力価格の変動と連動させた料金設定ぐらいは定着させていきたいですね…。
欲を言えば「時間課金」もわかりにくいので、「使用電力量課金」にもしてもらえれば…!現時点で1つ勝ち筋だと思うのは、若干割高な充電料金でも良いので、150kw級以上の急速充電器を大量設置することのように思います。これにより、充電時間を短縮させGSの混雑も防げる。ただ、設置コストを含めた経済性がどうかまでは分かりませんが、、
電気自動車の充電時間は、車側の充電性能、充電器側の出力、どちらか低い方に制約されます。
車両側は、最近の電気自動車、例えば日産アリアやトヨタbz4xなど150kw級充電性能を持つ車種が増えてきた一方で、チャデモ規格の充電器側は、150kw級となると、日本国内に僅か2台のみという現状です。(佐賀と長野に1台ずつ)
日本の充電器の大半は家庭用電源(満充電に数十時間かかる)ものか、20〜90kw級の急速充電器。単純計算ですが、50kwと150kwの充電器では充電時間が3倍変わります。
しかしながら、今後、高速道路SAに新設が計画されてる充電器も数十kw級ばかりのようです。
一方テスラは、120kw以上の独自充電器(テスラ以外充電できない)を全国に200台以上設置しており、これが圧倒的利便性(充電ストレスの軽減)をもたらします。車の性能だけでなく、充電インフラも含めた圧倒的UXを背景にテスラが売れているという側面もあります。