中国で「花嫁の値段」が急上昇している理由──結婚費用は“年収15年分”?
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大都市部では男性側が新居(マンション)を準備するのが慣習になっています。上海や北京などでは東京の区部より物件の価格が高いものも珍しくなく、普通の大卒に手の届く範囲のものではありません。一人っ子政策による男女性比の歪みが、こうした問題の背景にあるのは記事の通りです。
一方で適齢期規範、皆婚規範が強く、30代の未婚女性は強い結婚の圧力に晒されます。結婚が個人と個人のものではなく、高齢者の扶養も含む、血筋としての家族の生存戦略に組み込まれるているためです。文化大革命の時期にいったん消滅したこうした慣行が、改革開放を経て再びよみがえってくるのは、こうした規範が社会の底流に残り続けているからなのでしょう。中国で結婚は2人の問題というよりに2つの家族の問題で、男性側が女性側にお金を払う風習があり、地方で結婚となると一般的に媚人を通してこういった金銭のやりとりをするので、文化の違いがすごく大きい。
また結婚の値段は地域差あるが、1番高い地域は江西省で平均価額が15万人民元(約300万円)と言われてる、しかもこれとは別に車や家も要求されるので、男性側の負担はかなり大きい。
さらに子供が産まれるとその養育費や習い事などのお金もかかるので、中国の男性にとって結婚はものすごく金銭的にプレッシャーがある。一人っ子政策で跡取りである男子が優先的に残され、女子が堕胎された結果、男女比が以前に増して歪になったと聞きます。
その反動で、去年から中国政府は三人出産奨励策を開始したが、上手くいっていないとも聞きます。
減らすのは比較的容易だった強権的国家でも、増やすのは難しいのですね。