今年度の補正予算が成立 物価高騰対策の予算盛り込む
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維新を代表して、補正予算案に「反対」の討論を行いました。
中継録画 ⇒ https://bit.ly/3N1SWPN
討論原稿 ⇒ https://bit.ly/38TsQjh
反対したのは何故か?
今回の補正予算は、原油高や物価上昇の対策としているものの、▽半分以上の1兆5200億円を先行支出した予備費の補てんに充てているうえ、▽真に必要性に基づいたものなのか、はなはだ疑問だからです。
例えば、原油高であれば、事業者への補助金ではなく、ガソリンの税率を本則に戻すべき。
また、ガソリン以上に負担がかさむ「電気代」や「ガス代」に対する家計支援策は、なおざりのまま。
われわれは、そのための対応策も提案しているのに、政府は動こうとしない。こうした点への対処が足りないという考えです。緊急経済対策の内容の是非はともかくとして、「予備費を積み増す補正予算」というのがもう少しクローズアップされてもいいのでは、と思います。
国も地方も、本来は予算に事業費を計上し、国会なり地方議会の議決を経なければ支出は出来ません。
それだと災害などの緊急対応に支障をきたす恐れがあるから、ある程度持っておくのが予備費、です。
予備費は国会での議決がなくとも閣議決定だけで活用できます。
つまり、今回の補正予算は、内閣が国会に意見を聞かずに予備費を使ったあと、補正予算で予備費を増やして、国会の意見を聞かずに使える金を補充する、ってことなんです。(全額がこれではないですが)
これがまかり通るなら、何でもアリになっちゃう可能性ありますよね。もちろんダメなわけではなく、法に定められた手続きの範囲内ではありますが、決して王道とは言えません。
それって議会制民主主義の国としてどうなんだ?みたいな、そもそも論の話がもう少し出てきてもいいんじゃないかなぁ、と思います。