「不正を惰性のように続けた」 三菱電機検査不正、信頼回復遠く
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2003年に委員会設置会社(現指名委員会等設置会社)に変更されたにも関わらずこの体たらく。
考えてみると、指名委員会等設置会社の業務執行は執行役に大幅に委任することができるので、経営者支配が貫徹される形態だ。
江頭先生は、その著書『会社法』で、モニタリング・モデルの純粋型はドイツの監査役会で、日本の指名委員会等設置会社は不徹底だと書かれている。
取締役会の監督機能の実効性が具体化されないと、かえってガバナンスは緩くなる。
この点を三菱電機は誤解したのだろう。
だから、取締役のうち2名が執行役を兼ね、経営の監督と執行との分離が徹底されていない。
つまり、三菱電機は、指名委員会等設置会社だから、この体たらくなのだ。
ガバナンスの研究者は事実を直視し、徒に「ガバナンスブーム」を煽るのを止めるべきだ。経産省も同じ。「「再発防止の徹底は、…いかに現場を巻き込むかが一番大事な点の一つだ」って、現場はほっておくと悪いことをするという前提で話してません?現場や技術者はそれぞれの誇りがあるはず。それを失わせたのは何かに切り込まないと同じことが起きるのでは?
コレはいけませんねぇ、いくら韻を踏まれても
「不正を惰性のように続けた」
品質チェック体制強化だけでなく、チェックすべき品質要件とチェック工程そのものの見直しを同時にすべきでしょうねぇ でないと一時無理して戻っても、続かないと思いますねぇ
ニホンメーカーによくある、「相反する要件(とチェックに必要な工程数) の全てを無理なレベルで達成して下さい」という現場を理解しない (出来ない)上からの指示にマジメに従おうとした結果の疲弊→不正、その後の前例維持バイアス (これもニホン文化)に、なっていたのではないのですか?