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伊勢湾の深発地震で異常震域 南海トラフ地震とは別要因

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  • 国内航空会社 気象予報士

    深発地震は震源の深さが100km以上の地震のことで、主に沈み込むプレートの中やその周りで発生する地震です。日本付近では東日本に対して東から西に太平洋プレートが沈み込み、西日本に対しては南から北にフィリピン海プレートが沈み込んでいます。フィリピン海プレートと太平洋プレートがぶつかりそうなものですが、太平洋プレートのほうが沈み込みの歴史が長いのでフィリピン海プレートの下に位置していてぶつかり合わないように沈み込んでいます。したがって、日本付近での深発地震の大半は深い太平洋プレートで発生し、小笠原の西方沖から東海道沖、日本海中部からオホーツク海へとつながる線では年に数回、有感となる地震が発生します。
    プレート沿いに揺れが伝わるため、震源の真上よりもプレート沿いの場所のほうが揺れが強くなり、震源地よりも遠い場所で大きな揺れが出るということで異常震域という言葉が使われますが、深発地震であればむしろこのほうが正常で、決して地震学の常識を超える何かが発生しているわけではありません。
    震源が深いので海底の地形変化がほとんど発生せず、震源からの距離があるため地震の揺れも極端には大きくはありませんが、2015年の小笠原諸島西方沖地震ではM8を超えるような規模であったため震源に近い小笠原に加えて神奈川県二宮町でも震度5強を観測しており、また関東の広い範囲で長周期地震動によりエレベーターで閉じ込めが発生するなどの状況が発生しました。
    深発地震については緊急地震速報の精度が大きく下がることがあるほか、揺れ始めてようやく発表されるということがあり得るものです。家具の転倒防止などの対策をとり、日ごろから急な強い揺れに対する備えをしておくことをお勧めします。


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